登山記録|2024.11 三瓶山

山行記

11月初旬、島根県にある三瓶山へ行ってきました。

三瓶山は約4000年前に最後の噴火をしたと言われる活火山。
登山コースは複数ありますが、私は西の原登山口から男三瓶山へ登り、縦走登山道を歩きました。

西の原登山口は駐車場から道路を渡ってすぐ。さすがに今回は無事に登山口を見つけることができました。

左がこれから登る主峰の男三瓶山。その後は火口周囲の峰々を時計回りに縦走して、最後に右の子三瓶山から降りてくるルートです。

あたりはまだ少し眠気を残す空気。

分岐を左折し男三瓶山山頂を目指す。

森の中を40分ほど歩き続けると、やがて空が開けてきます。

スタート地点の西の原駐車場が遠くに見えます。

さらに進むとまもなく森林帯を抜けます。青空が綺麗。

強い風に帽子が飛ばされぬよう、ウインドシェルのパーカーを被って進む。

隣の子三瓶山。まるで毛布に指で線を引いたような稜線です。

山頂付近は天空のススキ畑。周囲には誰もおらず、風の音だけがする幻想的な光景でした。

山頂まであと少し。

来た道を振り返る。

良いですね、、。

男三瓶山山頂。標高は1,126mです。

大山があるはずの方角ですが、残念ながら分かりませんでした。

こちらは出雲方面。日本海がうっすら見えます。

続いて女三瓶山を目指します。

ちなみにこちらが山頂小屋。

男三瓶山~女三瓶山の間の登山道は少し注意が必要といわれている区間です。

少し開けたポイントから先ほどまでいた男三瓶山が見えました。

悪天候のときには少し怖い足元ですね。

鎖やロープはがっつり体重を預けるのではなく、あくまで補助として使います。

人はなぜ石を積みたがるのか。

奥に見える電波塔の立っている山が女三瓶山です。

火口湖である室の内池が見えます。
峰々の内側にある木々で覆われている土地が火口なのでしょうか。そう考えるとなんだか不思議な感じがします。

どこら辺がそうなのかは分かりませんが、ユートピア。

女三瓶山山頂手前の分岐に出ました。

男三瓶山がもう遠くに感じます。結構歩いてきましたね。

女三瓶山山頂。標高950m。

こちらは先ほどの写真の展望台からの景色です。

続いて大平山へ。この区間は整備されていて歩きやすい道でした。

大平山手前の分岐。ここまでは東の原登山口からリフトで気軽にアクセスできるようです。

あとはこの階段を登れば山頂。

大平山山頂。標高は852m。

少し腰を下ろして糖分チャージをしたら、孫三瓶山へ向かいます。

奥の湯峠。
ここまではハイキングのような道でしたが、ここから孫三瓶山山頂までは少し体力のいる登りでした。

孫三瓶山山頂。標高は903m。

左がこの後向かう子三瓶山、右が最初に登った男三瓶山。こうしてみると一周してきたことが分かりますね。

昼食は孫三瓶山でのつもりでしたが、空腹に耐えきれず予定変更。塩味が染みます。
カップ麺もありましたが、開けた場所ではなくお湯を沸かしていると邪魔になりそうだったので断念。

おにぎりを頬張りながら、この先歩く道を眺める。

お腹を満たしたところで子三瓶山へ。

あの十字の中心まで下りていきます。

女三瓶山はもうあんなに遠くに。

けっこう急な下りで、途中から膝が笑いだす。後ろから来ていた人を気にしてペースをあげたのも良くなかった。(道を譲ったのにやんわり断られた。)

下りてきました。幸い膝は大事に至らず。

風越。吹き抜けていく風が気持ちのいい、なんとなく名前の意味が分かる気がした分岐でした。

下りてきた道とこれから登る道。

それでは最後の子三瓶山を目指します。

ゴツゴツとした足場の、そこそこ急な登りです。

言葉はいらない。

子三瓶山山頂。標高は961m。

ちなみに山頂付近の開けたポイントはお昼休憩の人でびっしりでした。一人でのんびりできたのでお昼は孫三瓶山で食べて良かったと思った。

それでは男三瓶山を眺めながら子三瓶山を下って行きます。

いい眺めです。

扇沢。ここを左折して西の原登山口へ戻ります。ちなみに直進すれば再び男三瓶山山頂に向かうことになります。

この区間、50分近く歩いたのですが、他の登山者とは一人も出会うことがなくて少し心細い気持ちに。

まるで山に包み込まれているような感覚。ここでは自分は小さな異物。

人はなぜ石を。

というわけで、朝通過した分岐のところに出ました。

あとの足どりはもう軽やかなものです。

西の原駐車場が見てきました。無事下山です。

振り返ると男三瓶山山頂には雲がかかっていました。

あのススキ畑も今ではガスの中。

いやー、満足です。
ちなみに三瓶は湯治場として栄えた三瓶温泉も有名です。下山後は付近の日帰り温泉でスッキリして帰りました。


○アクセス
 自家用車(西の原駐車場)
 広島方面⇒山陽自動車道⇒広島自動車道⇒中国自動車道(高田IC)⇒その後は県道と国道で江の川沿いを北上。運転が困難な細い道は特にありませんでした。

○コースタイム
 07:30 西の原駐車場・西の原登山口
  -西の原登山道-
 09:05 男三瓶山山頂(休憩10分)
  -縦走登山道-
 10:05 女三瓶山山頂(休憩15分)
 10:30 大平山山頂(休憩10分)
 10:55 奥の湯峠
 11:10 孫三瓶山山頂(休憩30分)
 11:50 風越
 12:10 子三瓶山山頂
 12:35 扇沢
 13:35 西の原駐車場・西の原登山口


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